燃える音

何年かぶりの左義長へ。


燃え上がる炎の中に


様々な人が様々な物を投げ込んでいく




冬の空気に赤い炎がとても綺麗だと思う。




半紙を投げ込む姿を左肩越しにちらりと見ながら


「上達しますように、」


と祈った随分前の自分を思い出す。



炎が上がる音



こんなにも激しく燃え上がっているのに


こんなにも静かだったかな?



視覚は赤く高く強く

触覚は激しく熱い




やっぱり こんなにも静かだったかな




視覚や触覚に比べて


燃え上がる音は穏やかだ。


その感覚を改めて実感する





こんなにも燃え上がっているのに、